ジェイムズ・エルロイ

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ジェイムズ・エルロイ(James Ellroy, 1948年3月4日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身の小説家。特に犯罪小説で知られている。アメリカ文学界の狂犬。

[経歴]

 10歳の時、何者かに母親を殺害される。犯人は現在も不明。高校中退後、空き家に住んだり、ドラッグの売人をするなど犯罪者同然のような生活を過ごす。 アルコール中毒で入院した事もあり。20代の後半に文学に目覚め、小説を書き出す。実際にあったエリザベス・ショート事件を題材にした「ブラック・ダリ ア」で注目を浴びる。ブライアン・デ・パルマ監督が2006年に映画化。「ブラック・ダリア」を皮切りに「暗黒のLA四部作」を発表。第四部に当たる「ホ ワイト・ジャズ」は過激な暴力描写と複雑緻密を極める多数の事件で展開する。同作品は暗黒小説の金字塔として位置している。「暗黒のLA四部作」完成後 は、アンダーワールドUSA3部作に取り掛かる。1960年代のケネディ政権とマフィアの暗躍を虚実ないまぜに活写した第1部「アメリカン・タブロイド」 を発表。

[著作]

レクイエム (1981) ハヤカワ・ミステリ文庫


秘密捜査 (1982) ハヤカワ・ミステリ文庫


血まみれの月 (1984) 扶桑社ミステリー


ホプキンズの夜 (1984) 扶桑社ミステリー



自殺の丘 (1985) 扶桑社ミステリー


キラー・オン・ザ・ロード (1986) 扶桑社ミステリー


ブラック・ダリア (1987) 文藝春秋 (文庫)


ビッグ・ノーウェア (1988) 文藝春秋 (文庫)
〈上〉

〈下〉



L.A.コンフィデンシャル (1990) 文藝春秋 (文庫)
〈上〉

〈下〉


ホワイト・ジャズ (1992) 文藝春秋 (文庫)


ハリウッド・ノクターン (1994) 文藝春秋 (文庫)


アメリカン・タブロイド (1995) 文藝春秋 (文庫)
〈上〉

〈下〉


わが母なる暗黒 (1996) 文藝春秋 (文庫)


アメリカン・デス・トリップ (2001) 文藝春秋 (単行本)
(上)

(下)


クライム・ウェイヴ(2005)文藝春秋 (文庫)




[外部リンク]

Ellroy.com



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