鶴見俊輔集(筑摩書房刊)
鶴見 俊輔(つるみ しゅんすけ、1922年6月25日 - )は、文芸評論家、哲学者。九条の会の呼びかけ人の一人。

戦後、『思想の科学』を創刊し、『共同研究 転向』など思想史研究で成果を上げた。都留重人、丸山眞男らとともに戦後言論界の指導的人物。アメリカのプラ グマティズムの日本への紹介者のひとりである。

1982年に『戦時期日本の精神史』で大佛次郎賞、1990年に『夢野久作』で日本推理作家協会賞、1994年に朝日賞受賞。
早くから大衆文化に着目しており、趣味は漫画を読むこと。漫画評論の先駆けの一人でもあった。

<家族>
政治家である鶴見祐輔の長男。社会学者である上智大学名誉教授の鶴見和子は姉。『ナマコの眼』等で知られる人類学者の鶴見良行は従弟。息子の鶴見太郎は早 稲田大学文学部助教授。政治家の後藤新平は祖父。

学歴
1922年 東京市麻布三軒家町に生まれる
1929年 東京高等師範学校付属小学校入学(同級生には後の文部大臣の永井道雄、後の中央公論社・社長の嶋中鵬二など)
1935年 東京府立高等学校尋常科入学
1936年 同校退学、東京府立第五中学校(現・東京都立小石川高等学校)編入
1937年 府立第五中学校退学
1938年 アメリカ合衆国マサチューセッツ州コンコード町ミドルセックススクール入学
1939年 ハーヴァード大学哲学科入学
1942年 同科卒業、学士論文「ウィリアム・ジェイムズのプラグマティズム」
クワインの最初の生徒。戦時交換船で日本に帰国

職歴
1948年 京都大学嘱託講師
1949年 京都大学人文科学研究所助教授
1954年 東京工業大学助教授
1960年 日米安保条約決議に抗議し東京工業大学教授退官
1961年 同志社大学文学部社会学科教授
1970年 大学紛争で同志社大学教授を退任

主な著書
単著
『私の地平線の上に』
『限界芸術論』
『アメリカ哲学』
『柳宗悦』
『読書のすすめ』
『戦時期日本の精神史』
『戦後日本の大衆文化史』
『大衆文学論』
『高野長英』
『読書日録』
『思想の落とし穴』
『らんだむ・りぃだぁ』
『夢野久作』
『アメノウズメ伝』
『書評10年』
『期待と回想 上・下』
『回想の人びと』
『読んだ本はどこへいったのか』
『埴谷雄高』
共著
『ふれあう回路』(野村雅一)
『ことばを豊かにする教育』(森毅)
『時代を読む』(河合隼雄)
『日本文化の現在』(森毅)
『旅の話』(長田弘)
『思想の折り返し点にて』(久野収)
『ニ十世紀から』(加藤周一)
『転向再論』(いいだもも、鈴木正)
『グラウンド・ゼロからの出発』(ダグラス・スミス)
『戦争が遺したもの』(上野千鶴子、小熊英二)
『同時代を生きて』(瀬戸内寂聴、ドナルド・キーン)
『千年の京から「憲法九条」を』(瀬戸内寂聴)
『まごごろ』(岡部伊都子)
『手放せない記憶』(小田実)
『日米交換船』(加藤典洋、黒川創)

出典: フ リー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



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鶴見俊輔集(筑摩書房刊) 巻数, 標 題, 刊行年月 第01巻, アメリカ哲学, 1991年12月 第02巻, 先行者たち, 1991年10月 第03巻, 記号論集, 1992年02月 第04巻, 転向研究, 1991年11月 第05巻, 現代日本思想史, 1991年05月 第06巻, 限界芸術論, 1991年06月 第07巻, 漫画の読者として, 1991年07月 第08巻, 私の地平線の上に, 1991年04月 第09巻, 方法としてのアナキズム, 1991年08月 第10巻, 日常生活の思想, 1992年02月 第11巻, 外からのまなざし, 1991年09月 第12巻, 読書回想, 1992年03月 続第01巻, 新しい開国, 2000年11月 続第02巻, 御一新の嵐, 2001年01月 続第03巻, 高野長英・夢野久作, 2001年02月 続第04巻, 柳宗悦・竹内好, 2001年03月 続第05巻, アメノウズメ伝, 2001年06月
第01巻,アメリカ哲学 ブックデータ タイトル:アメリカ哲学, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1991-12-05, ISBN:4-480-74701-X, 大きさ:19cm 480p, 備考: 目次 アメリカ哲学 第一篇 プラグマティズム各論 第一章 プラグマティズムの起源    [初出:単行本「アメリカ哲学」(世界文化社)1950年01月] 第二章 パースの人と思想    [初出:単行本「アメリカ哲学」(世界文化社)1950年01月] 第三章 パースの意味    [初出:雑誌「思想」1948年07月号] 第四章 ジェイムズの人と思想    [初出:「アメリカ思想史」第3巻(日本評論社)1950年03月 "医学から人間観へ――ジェイムズ――"] 第五章 哲人法官ホウムズ    [初出:雑誌「人間美学」(臼井書房)1948年07月号] 第六章 G・H・ミード    [初出:単行本「アメリカ哲学」(世界文化社)1950年] 第七章 オットーの人と思想    [初出:雑誌「思想の科学」1947年06月号] 第八章 プラグマティズム年代記    [初出:単行本「アメリカ哲学」(世界文化社)1950年01月] 第二篇 プラグマティズム総論 第九章 プラグマティズムの構造    [初出:雑誌「世界知識」(誠文堂新光社)1946年02月号"プラグマティズム"] 第十章 プラグマティズムの位置    [初出:雑誌「アメリカ百科」(研進社)1946年08月号"米国哲学の趨勢"] 第十一章 プラグマティズムの可能性    [初出:雑誌「文芸春秋」1946年02月号"プラグマティズムの投げる光"] 第三篇 プラグマティズムの周辺 第十二章 サンタヤナ ―― 唯美主義 ――    [初出:雑誌「思想の科学」1946年08月、11月号 雑誌「書評」1948年01月号] 第十三章 ハックスリー ―― 非人間主義 ――    [初出:雑誌「思想の科学」1946年08月号] 第十四章 佐々木邦 ―― 小市民の日常生活 ――    [初出:雑誌「思想の科学」1947年02月号"佐々木邦の小説にあらわれた哲学思想"] 第十五章 プラグマティズムと日本    [初出:単行本「アメリカ哲学」(世界文化社)1950年01月] 追補 プラグマティズムとの出会い [初出:「世界の思想」第14巻(河出書房)1966年03月の月報] * フランクリンの人と思想 [初出:「フランクリン自伝」(旺文社文庫)1966年01月の"解説"] プラグマティズムの発達概説 [初出:雑誌「岩波講座・現代思想」第06巻「民衆と自由」1957年09月] 折衷主義の哲学としてのプラグマティズムの方法 [初出:雑誌「思想」1956年05月号] * 北米体験再考 [初出:岩波新書「北米体験再考」1971年08月] 序章 ケムブリッジ ――東ボストン 第一章 マシースン 第二章 スナイダー 第三章 フェザーストーンとクリーヴァー 終章 岩国 あとがき * 革命について [初出:雑誌「思想の科学」1963年04月号] 著者自身による解説 解題
第02巻,先行者たち ブックデータ タイトル:先行者たち, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1991-10-15, ISBN:4-480-74702-8, 大きさ:19cm 451p, 備考: 目次 デューイ [初出:「人類の知的遺産」(講談社)第60巻「デューイ」1984年12月] まえがき I デューイの思想 1 デューイの哲学の核心 2 哲学者としてのフランクリン 3 アメリカ哲学の特色 4プラグマティズム誕生の背景 II デューイの生涯 1 早熟にして晩成 2 大学を転々 3 社会活動の組織者としての哲学者 4 第一次世界大戦とデューイ 5 日本へ 6 中国へ 7 トロッキー裁判 8 統一科学への参加と反発 9 晩年 III デューイの著作 1 生前未刊行の著作 2 倫理学 3 教育思想 4 美学 5 論理学 6 価値評価の理論 7 用語論 8 形而上学 9 政治哲学 10 宗教哲学 IV デューイ以後 1 哲学史の中で 2 普通人デューイ 3 デューイと日本 V 資料 デューイの略年表 デューイの邦訳書 著作・論文・講演 二人の哲学者 ――デューイの場合と菅季治の場合――     [初出:思想の科学研究会・鶴見和子編「デューイ研究――アメリカ的考え方の批判――」(春秋社)1952年07月] 1 はじめに 2 デューイのコミュニケーション論 3 コミュニケーションとディスコミュニケーションの二重性 4 コミュニケーションの神話     * ハヴェロック・エリス ――生の舞踏―― [初出:雑誌「思想の科学」1949年05月号 "性科学の建設者"] ハクスリー ――ハクスリーの日本文化――     [初出:片桐ユズル編著「オルダス・ハクスリー ――橋を架ける――」(人文書院)1985年01月"ハクスリーの日本文化"] オルテガ ――西欧近代、そののこした遺産――     [初出:片桐ユズル編著「岩波講座 転換期における人間」(岩波書店)別巻「教育の課題」1990年05月 "西欧近代 ――その残した遺産―"] イシャウッド ――小さな政治に光をあてたひと――     [初出:雑誌「婦人の友」1987年11月号 "クリストファー・イシャウッド ――小さな政治に光をあてたひと――" (1-3節)+未発表原稿] バーリン ――バーリンとひげ――      [初出:現代風俗研究会編「現代遺跡 現代風俗'91」(リブロポート)1990年11月"バーリンとひげ"]     * 柳田国男 ―― 母の糸車 ―― [初出:「新編柳田国男著作集」(筑摩書房)第10巻の"解説"] 柳宗悦 ――高度成長期への一つのヒント――     [初出:1987年01月の講演会をもとに、雑誌「民藝」(日本民芸協会)1987年09月号 "眼の人・柳宗悦"] 中野重治 ――自分の中の古い自分――     [初出:「昭和文学全集」(小学館)第06巻「室生犀星・堀辰雄・中野重治・佐多稲子」1985年01月の"解説"] 花田清輝 ――自分の腕の動きに向けるまなざし――     [初出:1978年02月の講演会「花田清輝を同読むか」をもとに、雑誌「新日本文学」1987年05月号 "花田清輝の方法"] 竹内好 ――うたがいをうたがう―― [初出:雑誌「思想の科学」1978年05月臨時増刊号「竹内好研究」に "竹内好の文体"] 著者自身による解説 解題
第03巻,記号論集 ブックデータ タイトル:記号論集, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1992-01-15, ISBN:4-480-74703-6, 大きさ:19cm 492p, 備考: 目次 字引について [初出:雑誌「国語通信」(筑摩書房)1965年02月号] 日本の思想用語 [初出:久野収・鶴見俊輔編「思想の科学事典」1969年06月 「思想」という項目で収録] 序説 方法 世界観 社会観・人生観 哲学の言語 [初出:雑誌「思想」1949年07月号] 一 序論 二 哲学言語の発展 三 日本の哲学言語 四 哲学言語の未来 後記  * 日本語と国際語 [初出:雑誌「ことばの宇宙」(ラボ教育センター)1967年10月号] マルクス主義のコミュニケーション論 [初出:雑誌「思想」1957年07月号] 一 まえがき 二 唯物史観の原型 三 その後のマルクス主義 四 コミュニケーション論と弁証法論理学 コミュニケーション史上のアメリカ [初出:都留重人編「現代アメリカの思想」(河出新書)1956年02月 「現代アメリカのコミュニケイションの諸相」として収録] 一 あたらしい通信手段 二 伝統の再編成 三 アメリカ型のコミュニケーション コミュニケーション史へのおぼえがき [初出:「講座コミュニケーション」(研究社)第02巻「コミュニケーション」1973年02月]  * 第七の宗教 ――モリス『人生の道』について―― [初出:思想の科学研究会編「新しい人間像」(アカデメイア・プレス)1949年07月号] コミュニケーションの理想型としての宗教 [初出:「講座コミュニケーション」(研究社)第01巻「コミュニケーション思想史」1973年11月]  * 日本語と日本文化 [初出:「岩波講座・日本語」(岩波書店)第01巻「日本語と国語学」1976年11月] 一 日本語と外国語 二 日本語の中の外国語 三 日常語と日本語・外国語 日常の論理 [初出:雑誌「思想」1951年07月号に第1-3章を発表、後に単行本「哲学論」に第4章を加えて収録] 一 まえがき 二 資料のつくり方 三 整理の仕方 四 ある考え方の例 日本思想の特色と天皇制 [初出:雑誌「思想」1952年06月号]  * M・コンフォース『哲学の擁護』について [初出:雑誌「芽」1954年05月号 書評] モリスの記号論大系 [初出:雑誌「思想の科学」1947年11月号] 言語の本質 [初出:「岩波講座・現代教育学」第06巻「言語と教育I」1952年06月号] 一 教師の言語観 二 つたえることとかんがえること 三 コミュニケーションの歴史――動物から人間へ―― 四 コミュニケーションの歴史――言語の出現からマス・コミュニケーションの出現まで―― 五 文体の基準 記号の会について [初出:雑誌「思想の科学」1969年10月号別冊]  * 言葉のお守り的使用法について [初出:雑誌「思想の科学」1946年05月号(創刊号)] 一 言葉のつかいかた 二 日本の現代史から 三 日本の条件 四 対策 付記 戦後小説の形 [初出:雑誌「綜合文化」1948年12月号] ベイシック英語の背景 [初出:雑誌「思想の科学」1946年08月号]  * 哲学の反省 [初出:単行本「哲学の反省」(先駆社)1946年04月号] 歴史 社会的背景 三条の道 要約 危機と建設の時代における哲学の意義 用語について 著者自身による解説 解題
第04巻,転向研究 ブックデータ タイトル:転向研究, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1991-11-15, ISBN:4-480-74704-4, 大きさ:19cm 499p, 備考: 目次 転向研究 転向の共同研究について [初出:「共同研究・転向」(平凡社)上巻 1959年01月] 一 なぜ転向の共同研究をするのか 二 転向をとりあつかう方法 三 その他の仕事とのつながり 後記新人会員―― 林房雄・大宅壮一 ―― [初出:「共同研究・転向」(平凡社)上巻 1959年01月] 一 新人会的人間像 二 非典型的な新人会員 虚無主義の形成―― 埴谷雄高 ―― [初出:「共同研究・転向」(平凡社)上巻 1959年01月] 一 転向によって見えてきたもの 二 日本共産党批判の視点 三 埴谷雄高の哲学 四 虚無主義の系譜 翼賛運動の設計者――近衛文麿―― [初出:「共同研究・転向」(平凡社)中巻 1960年02月] 一 翼賛運動と転向 二 近衛文麿の転向 三 近衛の周辺 四 残された問題 翼賛運動の学問論――杉靖三郎・清水幾太郎・大熊信行―― [初出:「共同研究・転向」(平凡社)中巻 1960年02月] 一 行動としての科学 二 社会行動としての科学 三 国家行動としての科学 四 翼賛運動と科学 軍人の転向――今村均・吉田満―― [初出:「共同研究・転向」(平凡社)下巻 1962年04月] 一 軍人とは何か? 二 軍人の転向 三 軍人の転向と戦後日本の思想 転向論の展望――吉本隆明・花田清輝―― [初出:「共同研究・転向」(平凡社)下巻 1962年04月] 一 戦後転向と戦後転向論 二 戦後転向論と戦前転向論  * 太宰治とその時代 [初出:「学研・現代日本文学アルバム」(学習研究社)第14巻 1973年06月] 坂口安吾・清水幾太郎・伊藤整 [初出:雑誌「中央公論」(中央公論社)1956年01月号] 共同研究の方法 [初出:「岩波講座・文学」(岩波書店)第10巻「表現の方法7 研究と批評 下」 1976年10月] 転向研究の方法 [初出:武田清子編「思想史の対象と方法」(創文社)1961年10月]  * すれちがい――哲学入門以前―― [初出:雑誌「思想の科学」1970年06月号] 死んだ象徴 [初出:雑誌「思想の科学」1970年06月臨時号] 素材と方法――『思想の科学』の歴史の一断面 [初出:雑誌「思想の科学」1972年03月号] 著者自身による解説 解題
第05巻,現代日本思想史 ブックデータ タイトル:現代日本思想史, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1991-05-15, ISBN:4-480-74705-2, 大きさ:19cm 502p, 備考: 目次 戦時期日本の精神史―― 一九三一〜一九四五年 ―― [初出:単行本「戦時期日本の精神史一九三一〜一九四五年 ――」(岩波書店)1982年05月 (1979-80年 カナダ・マッギル大学での講義録をもとにしている)] 一九三一年から四五年にかけての日本への接近 転向について 鎖国 国体について 大アジア 非転向の形 日本の中の朝鮮 非スターリン化をめさして 玉砕の思想 戦時下の日常生活 原爆の犠牲者として 戦争の終り ふりかえって あとがき  * 戦後日本の大衆文化史―― 一九四五〜一九八〇年 ―― [初出:単行本「戦後日本の大衆文化史―― 一九四五〜一九八〇年 ――」(岩波書店)1984年02月 (1979-80年 カナダ・マッギル大学での講義録をもとにしている)] 占領――押しつけられたものとしての米国風生活様式 占領と正義の感覚について 戦後日本の漫画 寄席の芸術 共通文化を育てる物語 六〇年代以後のはやり歌について 普通の市民と市民運動 くらしぶりについて 旅行案内について あとがき  * 身上相談 [初出:思想の科学研究会編「身上相談」(河出新書)1956年11月 第1,2章] 身上相談について 男女交際 大正期の文化 [初出:「岩波講座・日本歴史」(岩波書店) 第19巻「現代 2」1963年03月] 一 大正文化のイメージ 二 市民主義思想の形成――『白樺』を中心として ―― 三 新人の理想像 ――『青鞜』を中心として ―― 四 大衆小説と世界意識 ――『大菩薩峠』と『地上』 ―― 五 自治の国 『中央公論』の歴史 [初出:雑誌「思想」1964年02月号] 占領者のわくぐみと被占領者のわくぐみ [初出:「共同研究/日本占領軍 その光と影」全3巻(発行・現代史出版会、発売・徳間書店)1978年08月-09月より著者執筆分] 日本映画に出てくる外人 [初出:「講座日本映画」(岩波書店)第08巻「日本映画の展望」1988年08月 収録] 著者自身による解説 解題
第06巻,限界芸術論 ブックデータ タイトル:限界芸術論, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1991-06-15, ISBN:4-480-74706-0, 大きさ:19cm 488p, 備考: 目次 芸術の発展 [初出:「講座・現代芸術」(勁草書房)第01巻「芸術とは何か」1960年07月に収録] 一 限界芸術の理念 二 限界芸術の研究 三 限界芸術の批評 四 限界芸術の創作  * 大衆芸術論 勅語・カルタ・じゃんけん [初出:「朝日新聞」大阪版1953年01月03日] 漫才の思想 [初出:未詳 1952年執筆? 単行本「大衆芸術」(河出新書)1955年 収録] らくがきと綴り方 [初出:1952年07月執筆 単行本「大衆芸術」(河出新書)1955年 収録] 生花の位置 [初出:雑誌「華道」(日本華道社)1953年03月号 原題「生花その他」] ラジオ文化 [初出:雑誌「日本評論」1950年11月号] 私の愛読した広告 [初出:雑誌「広告」(博報堂)1964年05月号] 言葉あそびについて [初出:雑誌「エナジー」(エッソ・スタンダード石油株式会社)1968年07月01日号] マスメディア [初出:朝日新聞夕刊 1985年01月07日号 ] 『ガラクタ百科』によせて [初出:石子純造「ガラクタ百科 身辺のことばとそのイメージ」(平凡社)1978年11月 の跋として] 本と装幀 [初出:平野甲賀「平野甲賀 装幀の本」(リブロポート)1985年06月 の跋として]  * 黒岩涙香 [初出:「二十世紀を動かした人々」(講談社)第08巻「大衆芸術家の肖像」1963年01月 収録] 大きなうずの中で 生いたち 六人のチーム 万朝報の発足 独走する黒岩ジャーナリズム エネルギイズム 趣味への注目 小野小町論 大正デモクラシー 綜合文化の概念 新聞小説論 ―― 高木建夫『新聞小説史稿』を読んで ―― [初出:「週刊読書人」1964年06月01日号 原題「新聞小説の秘密」] 円朝における身ぶりと象徴 [初出:雑誌「文学」1958年07月号] 『鞍馬天狗』の進化 [初出:「講座・現代芸術」第05巻「権力と芸術」1958年04月収録] まげもの のぞき眼鏡 [初出:読売新聞大阪版 原題「大衆文学の世界」で連載 1969年秋] はじめの言葉 脇役 人間の格づけ 浪人の行方 時代物作家 冗談音楽の流れ [初出:「筑摩現代文学大系」第92巻「野坂昭如・五木寛之・井上ひさし集」1976年05月 解説「人と文学 冗談音楽の流れ」] 一つの日本映画論――「振袖狂女」について―― [初出:雑誌「映画評論」1952年11月号] 現代の歌い手 [初出:小泉文夫・多田道太郎・井上ひさし他「歌は世につれ シンポジウム 今日の大衆と音楽」(講談社)1978年08月に収録] 国民文化論 [初出:雑誌「世界」1955年02月号 竹内好との討論を著者が執筆、連名で発表]  * 太夫才蔵伝―― 漫才をつらぬくもの―― [初出:雑誌「月刊百科」(平凡社)1978年01月-12月号連載に追加 単行本化「太夫才蔵伝」(平凡選書)1979年11月] 第一章 漫才との出会い 第二章 万歳の源流 第三章 都会の夢 第四章 役割分担 第五章 放送史の流れのなかで 第六章 広告の歴史のなかで 第七章 興業の歴史のなかで 第八章 社会思想史の一ページ 第九章 エンタツ・アチャコの登場 第十章 家の内と外 第十一章 にせものの哲学 第十二章 過ぎたる望み 第十三章 万歳の要素 第十四章 パンチとジュディー 第十五章 万歳と日本の伝統 あとがき 著者自身による解説 解題
第07巻,漫画の読者として ブックデータ タイトル:漫画の読者として, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1991-07-15, ISBN:4-480-74707-9, 大きさ:19cm 440p, 備考: 目次 漫画の読者として [初出:「平凡社カルチャーtoday」第10巻「遊ぶ 甦るホモ・ルーデンス」1980年04月 収録]  * 物語漫画の歴史 [初出:雑誌「世界評論」1949年07月号] アメリカの漫画と生活 [初出:雑誌「婦人公論」1950年01月号] 鳥羽僧正と『鳥獣戯画』 [初出:「芸術家と芸能人」(淡交社)1971年01月に「鳥羽僧正」として収録] 漫画的精神について [初出:東京新聞夕刊 1957年06月24-25日] 忍術漫画論 [初出:「日本読書新聞」1958年07月21日号] 『ガロ』の世界 [初出:雑誌「展望」1966年01月号] マンガはハングリー・アートか [初出:雑誌「太陽」1971年03月号] 漫画の面白い社会 [初出:雑誌「朝日ジャーナル」1979年03月30日号] 魂の躍動を探す楽しみ [初出:朝日新聞夕刊 1976年01月23日] 漫画という言語 [初出:京都新聞夕刊 1981年01月09日号] 風刺はひかれものの小唄か [初出:東京新聞夕刊 1978年01月09-10日]  * 漫画の戦後思想 [初出:単行本「漫画の戦後思想」(文芸春秋)1973年05月] 1 はじめに 2 サザエさん ――長谷川町子―― 3 都市 ――手塚治虫―― 4 忍者 ――白土三平―― 5 悪魔くん ――水木しげる―― 6 海 ――つげ義春―― あとがき 参考文献  * 無意味にめざめよ ――加藤芳郎―― [初出:「現代漫画」(筑摩書房)第04巻「加藤芳郎集」1969年10月 解説として] バーレスクについて ――富永一朗―― [初出:「第二期・現代漫画」(筑摩書房)第03巻「富永一朗集」1971年03月 解説として] エゴイズムによる連帯 ――滝田ゆう―― [初出:「第二期・現代漫画」(筑摩書房)第06巻「滝田ゆう集」1971年01月 解説として] 体験と非体験を越えて――戦争漫画―― [初出:「第二期・現代漫画」(筑摩書房)第11巻「戦争漫画傑作集」1970年12月 解説として]  * 昭和マンガのヒーローたち 『あしたのジョー』(高森朝雄/ちばてつや) *1) 『トイレット博士』(とりいかずよし) *1) 『谷岡やすじのギャグトピア』(谷岡やすじ) *1) 『ダメおやじ』『減点パパ』(古谷三敏) *1) 『男おいどん』(松本零士) *1) 『キャプテン』(ちばあきお) *1) 『おれは鉄兵』(ちばてつや) *1) 『がきデカ』(山上たつひこ) *1) 『三つ目がとおる』(手塚治虫) *1) 『嗚呼!! 花の応援団』(どおくまんプロ) *1) 『ポケットの中の季節』(樹村みのり) *1) 『ファンタジー・ゾーン』(ますむらひろし) *1) 『風と木の詩』『地球《テラ》へ…』(竹宮恵子) [初出:「現代まんが全集」(筑摩書房)第01巻「竹宮恵子集」1978年07月 解説「分光器のように少女のたましいにはたらきかける」として] 『東大一直線』(小林よしのり) *1) 『博多っ子純情』(長谷川法世) *1) 『まんだら屋の良太』(畑中純) *1) 『Dr.《ドクター》スランプ』(鳥山明) *1) 『風の谷のナウシカ』(宮崎駿) *1) 『ほのぼの』『まんだら屋の良太』『のはらうた』(いがらしみきお/畑中純/工藤直子) [初出:雑誌「潮」1988年05月号「伝統への近づきかた」] 『ちびまる子ちゃん』『おぼっちゃまくん』(さくらももこ/小林よしのり) [初出:京都新聞夕刊 1989年03月30日「日々の糧」] 『少年アシベ』(森下裕美) [初出:京都新聞夕刊 1991年01月24日] *1)  [初出:共同通信配信(京都新聞ほか)「マンガの主人公」1979年09-11月、「続・マンガの主人公」1980年04-06月に執筆連載分]  * 長新太の作品(対談・河合隼雄) [初出:雑誌「飛ぶ教室」(楡出版)34号 1990年05月 ] 著者自身による解説 解題
第08巻,私の地平線の上に ブックデータ タイトル:私の地平線の上に, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1991-04-15, ISBN:4-480-74708-7, 大きさ:19cm 572p, 備考: 目次 私の地平線の上に [初出:雑誌「潮」(潮出版社) 1974年01月-12月号] 最初の本『団子串助』再読 教科書と先生たち 三面記事の世界 号外の記憶 占領と戦史 わが欠落(I) 先祖さがし めだかの学校 ひきがえるの旗 二つの日付け わが欠落(II) ヴァニシング・ポイント  * 講演 戦時から考える(聞き手・松本健一) [初出:講演(「創造的市民大学」第12講 にて)1985年07月10日、桑原武夫編「創造的市民講座――わたちたちの学問――」(小学館)1987年04月に収録]  * ひとが生まれる ――五人の日本人の肖像―― [初出:「ちくま少年図書館」(筑摩書房)第19巻「ひとがうまれる」1972年07月] はじめに 中浜万次郎 ――行動力にみちた海の男―― 田中正造 ――農民の初心をつらぬいた抵抗―― 横田英子 ――明治の代表的日本女性―― 金子ふみ子 ――無籍者として生きる―― 林 尹夫 ――死を見つめる―― あとがき  * ラナルドの漂流 [初出:雑誌「ディズニーの国」(日本リーダーズ・ダイジェスト社)193年125月号] 心の山河 [初出:雑誌「文藝春秋」(文藝春秋)1947年12月号]  * かるた [初出:雑誌「文藝」(河出書房)1951年06月号] 苔のある日記 [初出:雑誌「政治公論」(政治公論社)1958年01月号] 戦争のくれた字引き [初出:雑誌「文藝」1956年08月号] 退行計画 [初出:雑誌「展望」(筑摩書房)1968年03月号」]  * 詩・訳詩 らくだの葬式 [初出:「今日」(発行責任者・平林敏彦)1954年10月号] 人形の台詞 [初出:「POETRY」(発行責任者・片桐ユズル)1号 1955年] くわいの歌 [初出:「針」(発行責任者・中島可一郎)1947年頃] KAKI NO KI [初出:「ゲリラ」(発行責任者・有馬敲) 1966年05月] YUKAI NA ASA [初出:「ゲリラ」1966年05月] 自由はゆっくりと来る [初出:「Tzar」(発行責任者・吉川俊雄)05号 1966年] らっきょうの歌 [初出:「人形通信」(発行責任者・八木康敞)15号 1969年12月] かたつむり [初出:「人形通信」15号 1969年12月] ある日 [初出:「人形通信」22号 1972年06月] 忍術はめずらしくなくなった [初出:「人形通信」31号 1977年03月] 日録――核のもちこみ [初出:「人形通信」35号 1981年08月] まちがいはどこへゆくか [初出:「人形通信」40号 1985年02月] 寓話 [初出:「人形通信」46号 1986年09月] □ [初出:「人形通信」50号 1988年06月] 「神々の黄昏」から [初出:「列島」(発行責任者・関根弘)03号 1952年09月] 輝け、亡びゆく共和国 [初出:片桐ユズル編「現代アメリカ詩集」(飯塚書店)1965年] このいそがいしい怪物、人非人類をあわれんで [初出:雑誌「政治公論」1957年05月号、加筆して単行本「アメリカ思想から何を学ぶか」(中央公論社)1958年05月に収録] 不思議な出会い [初出:雑誌「飛ぶ教室」(光村図書)第16号 1985年10月] 著者自身による解説 解題
第09巻,方法としてのアナキズム ブックデータ タイトル:方法としてのアナキズム, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1991-08-10, ISBN:4-480-74709-5, 大きさ:19cm 542p, 備考: 目次 方法としてのアナキズム [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1970年11月号]  * 石川三四郎 [初出:「近代日本思想史大系」(筑摩書房)第16巻「石川三四郎集」1975年11月 解説 ] オーウェルの政治思想  [初出:「オーウェル著作集」(平凡社)第01巻 1970年07月 解説 ] 動揺するガンジー ――エリック・H・エリックソン『ガンジーの真理』―― [初出:雑誌「思想の科学」別冊「農民の伝統」1970年11月]  * サークルと学問 [初出:雑誌「思想」1963年01月号] なぜサークルを研究するか [初出:思想の科学研究会編「共同研究 集団」(平凡社)1976年06月]  * 時論 I 敗戦から六〇年安保まで みごとな占領の終りに [初出:新大阪新聞 1952年05月16日] 知識人の戦争責任 [初出:雑誌「中央公論」 1956年01月号] 自由主義者の試金石 [初出:雑誌「中央公論」 1957年06月号] 戦争責任の問題 [初出:雑誌「思想の科学」 1959年01月号]  * 時論 II 六〇年安保から七〇年安保まで 根もとからの民主主義 [初出:雑誌「思想の科学」 1960年07月号] いくつもの太鼓のあいだにもっと見事な調和を [初出:雑誌「世界」 1960年08月号] さまざまの無関心 [初出:「声なき声のたより」 1966年08月15日号] 金東希にとって日本とはどういう国か [初出:京都新聞 1976年03月03日] 二十四年目の「八月十五日」 [初出:毎日新聞夕刊 1968年08月13-14日] 脱走兵の肖像 [初出:小田実・鶴見俊輔編「脱走兵の思想」(太平出版社) 1969年06月] 特別弁護 [初出:「非暴力つうしん」(非暴力反戦行動発行)第02号 1969年12月]  * 時論 III 七〇年安保から一九八〇年まで ポールののこしたもの [初出:「脱走兵ポールのこと―― Remember Paul ――」(京都ベ平連JATEC京都発行) 1971年12月17日] リンチの思想 [初出:雑誌「展望」 1972年06月号] 機動隊導入 [初出:雑誌「みすず」334号 1989年10-11月号] 忘れら去られた他民族 [初出:朝日新聞夕刊 1976年04月27日] この事実の重さ [初出:田中良一「すばらしき復活 らい全快者奇蹟の社会復帰」(すばる書房) 1977年06月 序文] 国家と私 [初出:「声なき声の会」(東京)集会1978年06月15日速記録 雑誌「第三文明」1978年08月号] 開高健の政治意識 [初出:雑誌「面白半分」臨時増刊号「これぞ、開高健」 1978年11月収録] 戦後の次の時代が見失ったもの――粕谷一希氏に答える―― [初出:雑誌「諸君!」 1979年02月号]  * 時論 IV 一九八〇年から昭和の終りまで ダルマに眼は入るか [初出:東京新聞 1980年08月03日] はっきりしたのはいいことだ [初出:雑誌「声なき声のたより」第69号 1981年09月] 遠い記憶としてではなく [初出:「遠い記憶としてではなく、今――安保拒否百人委員会」(安保拒否百人委員会) 1981年11月] ヌーサ・ヘッズ会議の提起したもの [初出:ロス・マオア+杉本良夫編著「個人 間人 日本人 ジャパノロジーを超えて」(学陽書房) 1987年10月 所収] 長大な視野を持つ――「市民の目 まちの声」五十人の投書を読んで―― [初出:毎日新聞京都版 1988年12月22日] 昭和の終りに [初出:雑誌「朝日ジャーナル」緊急増刊「総検証・天皇と日本人」1989年01月25日号 所収「幻想の被膜をめぐってまっすぐに世界を見通す] 政策と敬意と [初出:雑誌「声なき声のたより」第80号 1990年09月]  * 残された問題 明治天皇伝説 [初出:思想の科学研究会編「共同研究 明治維新」(徳間書店) 1967年11月] ファンシップについて [初出:「啄木全集」(筑摩書房)第01巻 1967年06月 月報] 今日にひきつがれている大逆事件 [初出:瀬戸内晴美「遠い声」(新潮文庫)1975年10月 解説] 天皇への熱愛と憎悪の書 [初出:雑誌「朝日ジャーナル」 1981年08月28日号] 戦争裁判に批判をくわえるいとぐち [初出:上坂冬子「巣鴨プリズン13号鉄扉」(新潮文庫) 1984年06月 解説] 明石順三と灯台社 [初出:朝日新聞 連載「思想史を歩く」より 1972年08月14,21,28日,09月04日] 生活実感から社会をみる [初出:「日本読書新聞」 1971年12月13日] うえ死のこだま [初出:現代風俗研究会「貧乏 現代風俗90」(リブロポート)1989年11月] 小野二郎『紅茶を受け皿で』を読む [初出:雑誌「新日本文学」1981年05月号] 戦後民主主義が消えたあとに――『わが生活 わが思想』を読んで―― [初出:雑誌「本の窓」(小学館) 1979年05月号] 禿山に思う [初出:(1) 京都新聞夕刊 1984年06月22日 (2)「一条山だより」(発行責任者・一条山開発不服審査請求人団代表 吉田民夫)9号 1990年10月02日] 人間と国 [初出:毎日新聞 1991年01月01日] 深層の政治――それととりくむことをさけることはできない―― [初出:朝日新聞夕刊 1991年01月28日] 寒中死刑大会 [初出:京都新聞夕刊 1991年03月12日]  * 講演 マンガの歴史から(聞き手・加藤典洋) [初出:講演「第二回創造的市民大学」第01講より 1985年09月] 講演 日本のマンガの指すもの(聞き手・中沢新一 終講の言葉・桑原武夫) [初出:講演「第三回創造的市民大学」終講より 1985年09月] 著者自身による解説 解題
第10巻,日常生活の思想 ブックデータ タイトル:日常生活の思想, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1992-02-15, ISBN:4-480-74710-9, 大きさ:19cm 614p, 備考: 目次 わたしの子どもだったころ [初出:雑誌「飛ぶ教室」1981年12月15日創刊号]  * 日本思想の可能性 [初出:雑誌「思想の科学」 1964年01月号]  * 世代から世代へ [初出:「平凡社カルチャーtoday」第08巻「育てる――自立への〈産婆術〉―― 」1980年02月 所収] 人間と家族 [初出:毎日新聞 1987年01月01日] 二人の主婦の詩の中から [初出:雑誌「新女苑」(実業之日本社) 1956年01月号] 具体的な説得力を ――女性の思想について―― [初出:雑誌「婦人公論」(中央公論社) 1957年02月号] 好みの問題 [初出:「十代」(編集発行・十代の会) 1982年04月号] 子どもの眼 [初出:岩波市民講座講演筆記 1976年07月27日、雑誌「文学」 1976年12月号] センスとナンセンス [初出:「児童文学一九七二」(聖母女学院短大児童教育学科、編集人・今江祥智) ?] 老いへの視野 [初出:雑誌「思想の科学」 1980年12月号] 老いの先輩 [初出:雑誌「三省堂ぶっくれっと」(三省堂) 1990年05月号]  * 家の神 [初出:鶴見俊輔・文、足立浩・写真「家の神」(淡交社) 1972年09月]  I 一 ある帰国 二 物としての家 三 無意識の部分 四折り目  II 五 ひっこし 六 家の神にそむいて 七 家出  III 八 欠損家庭 九 死場所 十 ささやかな理想 十一 おわりに  * 家の会と二十五年 [初出:「家」(家の会機関紙) 1988年03月25日第26号]  * 恩人 [初出:雑誌「教育研究」(教育大学付属小学校教育研究所) 1957年07月号] 独行の人 ――坂西志保さんのこと―― [初出:「坂西志保さんn」(松本重治編・国際文化会館) 1977年] 戦時からの呼び声 [初出:雑誌「思想の科学」 1988年10月臨時増刊号] コーヒー店から三五年 [初出:冨士正晴「冨士正晴画遊録」(フィルムアート社) 1984年07月] ある同時代人の肖像 [初出:「経済系(関東学院大学経済学会)第163集 1990年04月] 戦時の投書から ――小沢信男論―― [初出:小沢信男「若きマチュウの悩み――わがバリエテ――」(創樹社)1973年09月 解説] 忘れることの中にそれがある [初出:谷川俊太郎「新選谷川俊太郎」(思潮社) 1977年08月 解説] そのカトリック精神 [初出:雑誌「ユリイカ」 1979年05月号] 加藤周一の流儀 [初出:「加藤周一著作集」(平凡社)第08巻 1979年03月 「月報」に「その自己批評の基準」として収録] 梅棹忠夫頌 [初出:「梅棹忠夫著作集」(中央公論社)第05巻 1989年10月 月報]  * わたしのアンソロジー [初出:雑誌「現代詩」(書肆パトリア) 1959年10月号] わたしの韻文批評 [初出:朝日新聞大阪本社版夕刊 「文芸詩散策 ――韻文――」1987年06月05日-1990年03月09日] さまざまな対 ――例解結婚学入門―― [初出:雑誌「思想の科学」 1988年10月号]  * 白樺から遠く [初出:雑誌「文学」 1979年08月号] スタイルの思想 [初出:未詳 1970年代末] 未来とのつきあいの作法 [初出:読売新聞夕刊「新行儀読本」 1980年12月10日-12月26日(著者担当分)] 「怪奇小説」と三代の意図 [初出:毎日新聞 1981年02月10日] 下宿の小母さん [初出:京都新聞夕刊 1981年10月06日] 秘密結社の思いで [初出:「楽叢書・アナタモ秘密結社」(京都芸術短期大学「楽」編集室 1982年12月] ジンジャーブレッド・マンの話 [初出:雑誌「海」中央公論社 1982年12月臨時増刊号「子どもの宇宙」] ことばを求めて 試験について [初出:「やりもらい通信」(やりもらいの会」 1981年07月-1983年09月] わい談について [初出:「やりもらい通信」(同上)] 「カント? ウフフ」の立場 [初出:「やりもらい通信」(同上)] 最後のもてなし [初出:「やりもらい通信」(同上)] 言語圏を求める [初出:「やりもらい通信」(同上)] 「自閉症」ということば [初出:朝日新聞 1984年04月30日 宮口タマエ「しっかりしてや、せんせ!」(径書房 1984年)の書評] 教科書について [初出:「やりもらい通信」(やりもらいの会」 1981年07月-1983年09月] 卒業について [初出:「やりもらい通信」(同上)] ひとりの読者 [初出:「やりもらい通信」(同上)] わからない言葉 [初出:「やりもらい通信」(同上)] 一回かぎりのことば [初出:「やりもらい通信」(同上)] 「本の虫」の感想 [初出:京都新聞夕刊 1984年02月08日] 難民を撮り続けたもう一人の難民 ――キャパの写真を見て―― [初出:雑誌「カメラ毎日」(毎日新聞社)1984年06月号] ある戦後 [初出:京都新聞夕刊 1985年01月30日] 蝋燭は静に燃え [初出:京都新聞夕刊 1985年03月09日] 書誌学者についての書誌学 [初出:京都新聞夕刊 1985年07月02日] 町の会話 [初出:京都新聞夕刊 1985年08月05日] 礼法の先生 [初出:京都新聞夕刊 1986年05月06日] 年のはじめ ―― 一九五二年一月一日―― [初出:「山脈」(山脈編集部) 1986年05月20日] 今すぐ最大の効果 [初出:京都新聞夕刊 1986年08月25日] 読者として ――「新聞週間」に寄せて―― [初出:琉球新報 1986年10月21日] 楽園追放異説 [初出:京都新聞夕刊 1987年01月04日] グルメのさまざま [初出:京都新聞夕刊 1987年03月18日] 早く早くをはぐらかす工夫 [初出:京都新聞夕刊 1987年08月20日] ふところの深い日本語へ [初出:京都新聞夕刊 1987年09月14日] 夏をむかえて [初出:「安田武 病床徒然」(安田武をイビル会) 1987年10月15日] 自分をしめだして [初出:京都新聞夕刊 1987年11月10日] 異文化に学ぶ [初出:信濃毎日新聞 1987年12月29-30日] もうひとつの東京 [初出:京都新聞夕刊 1988年02月26日] 普通のくらし [初出:京都新聞夕刊 1988年04月07日] 私のウグイス [初出:京都新聞夕刊 1988年08月10日] 究極の同窓会 [初出:京都新聞夕刊 1988年11月21日] 親子相談 [初出:京都新聞夕刊 1989年01月20日] どこで人を見るか[初出:京都新聞夕刊 1989年07月08日] メキシコの同時通訳[初出:京都新聞夕刊 1989年08月19日] サーカスの思いで[初出:京都新聞夕刊 1989年10月09日] 彼の挫折が未来をてらす[初出:「加藤正著作集」全02巻(敢行委員会編集・ユニテ)の内容見本推薦文 1989年12月] 風呂に入っている日本文学[初出:京都新聞夕刊 1990年01月06日] 安部譲二の「人生問答」[初出:雑誌「思想の科学」1990年05月号] 中華料理の話[初出:京都新聞夕刊 1990年05月28日] 主に読者として[初出:雑誌「ちくま」(筑摩書房)1990年06月号] 生方敏郎と雑誌『古人今人』[初出:「古人古今」(不二出版)内容見本推薦文 1990年07月] 片言隻語[初出:京都新聞夕刊 1990年07月06日] 自分用の本[初出:京都新聞夕刊 1990年09月07日] 『ちちははの記』[初出:京都新聞夕刊 1990年10月12日]  * 講演 図書館と私 ――反対図書館のイメージ――[初出:国立国会図書館職員研修での講演 1984年11月15日]  * 日本の古典 [初出:神戸新聞 1961年07月15日] アメリカ人の句会 [初出:神戸新聞 1961年08月08日] 生きている歴史 [初出:神戸新聞 1961年09月14日] 風呂は娯楽の王 [初出:全日本浴場新聞 1964年07月15日] 今日の思想 [初出:雑誌「思想の科学」1954年05月号]  * 私の母 [初出:雑誌「母の友」(福音館書店) 1968年12月号] 晩年の父 [初出:「友情の人 鶴見祐輔」1975年11月] こどもについて [初出:「北稜」(京都府立北稜高校PTA)第11号 1991年02月25日]  * 自殺について ――布施豊正『死の横顔』―― [初出:雑誌「別冊文藝春秋」197特別号 1991年10月] かたみについて [初出:「現代風俗通信'77〜'86」(学陽書房) 1987年06月] 一 伝統にとじこめられたかたみ 二 技術革新時代のかたみ 三 戦前・戦中・戦後のかたみ 四 かたみのゆくえ 著者自身による解説 解題
第11巻,外からのまなざし ブックデータ タイトル:外からのまなざし, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1991-09-15, ISBN:4-480-74711-7, 大きさ:19cm 535p, 備考: 目次 グアダルーペの聖母 ――メキシコ・ノート―― 亡国の民の伝統 [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1973年12月号] 国の中のもうひとつの国 [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1974年02月号] かけひきのない市場 [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1974年04月号] 殉教の壁画のある町 [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1974年06月号] ヴィヤとリード [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1974年08月号] グアダルーペの聖母 [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1975年02月号] 佐野碩のこと [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1975年04月号] 死の見える社会 [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1975年11月号] メキシコ史年表 あとがき  * エル・コレヒオでの一年を終えて [初出:未発表国際交流基金宛報告書 1973年09月]  * 朝鮮人の登場する小説 [初出:桑原武夫編「文学理論の研究」(岩波書店) 1967年12月] 一 小説にあらわれた民族 二 朝鮮の肖像 批判に答えて 暗黙の前提一束 [初出:雑誌「季刊三千里」(三千里社)第11号 1977年08月] 民際性を与える日本語文学 [初出:金石範「鴉の死」(講談社文庫) 1985年06月 解説] 日本人の世界の見方をかえるいとぐち [初出:金達寿「玄界灘」(講談社文庫) 1975年01月 解説] 日本にめざめる一つの機会 [初出:高史明「生きることの意味」(ちくま文庫・筑摩書房) 1986年01月 解説] 韓国から日本へ [初出:雑誌「季刊三千里」(三千里社)第25号 1986年01月] 分断 [初出:室謙二編「金芝河」(三一新書・三一書房)第11号 1976年09月] 著述のもとのかたち ――金芝河のたたかい―― [初出:「金芝河の夕べ」1979年02月27日での速記録を整理し、雑誌「世界」(岩波書店)1979年08月]  * モラエス [初出:「モラエス全集」(集英社)第04巻 1969年01月 解説] 日本思想の言語 ――小泉八雲論―― [初出:雑誌「展望」(筑摩書房) 1965年01月号]  * 絵葉書の余白に ――文化のすきまを旅する――  I 北の果ての共和国 ――アイスランド―― [初出:雑誌「芸術生活」 1979年01月号] 市民の記憶術 ――ポーランド―― [初出:雑誌「芸術生活」 1979年02月号] 文化の胞子/リラ修道院 ――ブルガリア―― [初出:雑誌「芸術生活」 1979年03月号] 市会堂の大時計 ――チェコスロヴァキア―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 1982年11月-1983年12月号] スノウドンの山の物語 ――ウェイルズ―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] ストーンヘンジの時間 ――イングランド―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] キラーニーの湖 ――アイスランド―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] 小国群像 ――アンドラ、サン・マリノ、ヴァティカン―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] 白夜のラップランド ――スウェーデン―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] 二つの国を見わたして ――カナダの居留地―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] 四五年ぶりに ――オーストラリア―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 1982年06月号] 見えない風景 ――ギリシアとトルコ―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 1982年11月-1983年12月号] ガンジス河のほとり ――インド―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上]  II マサチューセッツ州 コンコード [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] 牢獄から見たアメリカ合衆国 [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] 交換船の地球半周 ――アフリカ―― [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] 手帖の中のドイツとジャワ [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上]  III 黒鳥陣屋のあと [初出:雑誌「TBS調査情報」 同上] あとがき 著者自身による解説 解題
第12巻,読書回想 ブックデータ タイトル:読書回想, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:1992-03-20, ISBN:4-480-74712-5, 大きさ:19cm 612p, 備考: 目次 本と人と [単行本「本と人と」(西田書店) 1979年06月] I ヤングさんのこと [初出:サークル通信「共同研究・占領」 1977年005月25日号] 山中一等水兵 [初出:雑誌「文藝春秋」 1979年04月号] 対話の相手としてのタゴール [初出:朝日新聞 1977年11月15日] 字のこと [初出:「リード・イン四季」(リード・イン編集局) 1978年10月号] 老眼で思いだしたこと [初出:雑誌「文藝春秋」 掲載年不詳] 伝記について [初出:朝日新聞 1976年01月06日「伝記の新しい視角」] 山本覚馬のこと [初出:雑誌「図書」 1977年01月号] 山鹿泰治のこと [初出:雑誌「思想の科学」 1977年11月号] 田木繁について [初出:雑誌「思想の科学」 1978年10月号] うしろめたさ、あやうさ [初出:雑誌「展望」 1976年12月号] 中野重治の重層的話法 [初出:「中野重治全集」(筑摩書房)第18巻1978年05月の月報] 喜劇的定義と悲劇的定義 [初出:雑誌「思想の科学」 1977年08月号] いねむりまでふくめて [初出:雑誌「三省堂ぶっくれっと」 1978年06月号] 幻獣製作術 [初出:「声なき声のたより」第62号 1977年06月] マッチ箱二つ [初出:今江祥智編「長新太アンコール」(すばる書房) 1977年10月] ある老い方 [初出:「花田清輝全集」(講談社)第15巻 1978年10月の月報] 民衆娯楽から国民娯楽へ ――『権田保之助著作集』―― [初出:雑誌「思想」 1976年06月号] 漫画は国境を越える [初出:読売新聞 1979年01月09日] II 矢内原伊作編『続・辻まことの世界』 [初出:雑誌「エディター」 1978年10月号 書評] 丸山真男著『戦中と戦後の間』 [初出:雑誌「週刊ポスト」書評 掲載不明] 渋谷黎子著『この風の音を聞かないか』 [初出:雑誌「朝日ジャーナル」 1978年07月07日号 書評] 柳父章著『翻訳とはなにか』 [初出:雑誌「週刊ポスト」 1977年01月14-21日号] 中村智子著『「風流夢譚」事件以後』 [初出:雑誌「思想の科学」 1977年04月号] 福田定良著『仕事の哲学』 [初出:雑誌「朝日ジャーナル」 1978年09月28日号 書評] 河内紀著『ベニヤの学校』 [初出:雑誌「週刊ポスト」 1976年07月02日号 書評] 竹国友康著『リトルトウキョウ物語』 [初出:雑誌「週刊ポスト」 1979年04月13日号 書評] 日本写真家協会編『日本現代写真史』 [初出:雑誌「週刊ポスト」 1978年01月08日号 書評] 金芝河著『苦行』 [初出:「日刊連帯」 1979年02月号] 宮本正男編『長谷川テル作品集』 [初出:「図書新聞」 1979年03月10日号 書評] III 四十年たって耳にとどく [初出:雑誌「図書」 1978年08月号] あとがき  * わたしの読書日記 [初出:雑誌「朝日ジャーナル」 1988年01月15-02月15日号]  * 大衆小説に関する思い出 [初出:雑誌「女性改造」(改造社) 1949年12月号 「大衆小説について」] 心に残る一冊の古典(『風土記』) [初出:雑誌「国語通信」(筑摩書房) 1988年初秋号] ひと口で言うと(宮沢賢治の作品) [初出:雑誌「鳩よ!」(マガジンハウス) 1990年11月号 表紙随想] おとなをねぶみするひま(マーク・トウェーン『トム・ソーヤーの冒険』) [初出:朝日新聞 1984年05月20日] 宣長の思い出(『本居宣長全集』) [初出:「本居宣長全集」(筑摩書房)第07巻 1976年01月の月報] 五十数年前の本と再会(夢野久作『犬神博士』) [初出:「週刊読書人」 1989年06月12日号] 絵本のことを [初出:「児童文学 一九七六」(聖母女学院短大児童教育学科、編集人・今江祥智) ]  * 好みについて ――耕治人を読む―― [初出:雑誌「思想の科学」 1981年03月号 表紙随想] そうかもしれないという留保(『耕治人全集』) [初出:「耕治人全集」(晶文社)第04巻 1989年10月 解説] 現代日本に対する一つの寓話(星新一『人民は弱し 官吏は強し』) [初出:新潮文庫 1987年07月 解説] 『黄河海に入りて流る』雑感(武田泰淳の作品) [初出:「武田泰淳全集」(筑摩書房)第08巻 1972年04月 月報] 理論をつちかうもの(竹内好『転形期――戦後日記抄――』) [初出:同著(創樹社)1974年12月 跋「理論をつちかうもの」] 武谷三男の戦後の仕事(『物理学は世界をどう変えたか』) [初出:同著 講談社学術文庫 1976年06月 解説] 交流のもたらしたもの(中村元・三枝充悳『バウッダ』) [初出:雑誌「春秋」(春秋社) 1988年08-09月号] 生者・死者兼帯の複眼(岡田誠三『定年後』) [初出:同著 (中公文庫) 1976年11月 解説] 扇よりも盆のような境地を(岡部伊都子『美を求める心』) [初出:同著 (講談社文庫)1978年08月 解説] 加太さんの紙芝居学(加太こうじ『紙芝居昭和史』) [初出:同著 (旺文社文庫) 1979年10月 解説] 散歩の名人、その軽い足どり(『植草甚一日記』) [初出:「植草甚一スクラップ・ブック」(晶文社)第39巻「植草甚一日記」 1980年05月 月報] 井上ひさしの文章作法(『自家製 文章読本』) [初出:雑誌「思想の科学」 1985年09月号] 即興の音楽をかなでる人(森毅『ひとりで渡ればあぶなくない』) [初出:同著(ちくま文庫) 1989年08月 解説] 動物の群棲という視点から(上野瞭『ひげよ、さらば』) [初出:同著(新潮文庫)下巻 1987年01月 解説] らくらく流れる自然の音楽(今江祥智『山のむこうは青い海だった』) [初出:同著(角川文庫) 1973年03月 解説] 少年になった父(乙骨淑子『ぴいちゃあしゃん』) [初出:「乙骨淑子の本」(理論社)第01巻 1985年12月 解説] 体験をきりひらこうとする努力(柴田道子『谷間の底から』) [初出:同著(岩波少年文庫) 1976年07月 解説] 『ヴァイキング』の源流 ――『三人』のこと―― [初出:「集団の会」での報告1979年04月、雑誌「思想の科学」 1988年06月臨時増刊号]  * 読書日録 [初出:雑誌「文藝春秋」 1982年08月号]  * 兵隊 ――戦争の傷痕―― [初出:雑誌「思想の科学」 1989年09月号] 永遠の時間(アランカ・シーガル『やぎのあたまに』) [初出:雑誌「飛ぶ教室」(光村図書) 1983年冬号 書評] 『荒野に追われた人々』の著者に [初出:雑誌「図書」 1985年08月号] 米国の伝統におけるシニシズムの欠如(ウォード、シュルマン共編『聯合国による日本占領一九四五 ― 一九五二』 [初出:雑誌「思想」 1975年06月号] 収容所から社会主義国家を見る(高杉一朗『新版 極光のかげに』) [初出:同著(冨山房百科文庫) 1977年04月 解題] 森川哲郎の動機(『東条英機暗殺計画』) [初出:同著(徳間文庫) 1984年08月 解説] 戦後民主主義の批判の書(中村きい子『女と刀』) [初出:同著(講談社文庫) 1984年08月 解説] 息のながさ(金時鐘『猪飼野詩集』) [初出:雑誌「文学」 1979年09月号] なくなった雑誌 [初出:雑誌「思想の科学」 1978年11月号]  * 再読 [初出:「ノア叢書」(編集工房ノア)第13巻「再読」 1989年07月] 『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー [初出:雑誌「飛ぶ教室」第06-16号 1983年05月-1985年10月] 『恋愛論』スタンダール [初出:同上] 『ハックルベリー・フィンの冒険』マーク・トウェン [初出:同上] 『人はどれほどの土地がいるか』トルストイ [初出:同上] 『デイヴィッド・コパフィールド』チャールズ・ディケンズ [初出:同上] 『ある革命家の手記』クロポトキン [初出:同上] 『荘子』荘周 [初出:同上] 『史記』司馬遷 [初出:同上] 『いろはかるた』島崎藤村 [初出:同上] 『漱石全集』別巻 夏目漱石 [初出:同上] 『ウィルフレッド・オウエン詩集』 [初出:同上] 再読について [初出:単行本書き下ろし] 読書年譜 [初出:単行本書き下ろし] 著者自身による解説 解題 人名索引 事項索引 収録作品索引 索引凡例
続 第01巻,新しい開国 ブックデータ タイトル:新しい開国, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:2000-11-25, ISBN:4-480-74721-4, 大きさ:19cm 822p, 備考: 目次 新しい開国 [初出:「日本の百年」(全10巻)(筑摩書房)中第01巻「あたらしい開国」1961年12月刊] 序章 再建への道 第一部 生きている戦争 第一章 千六十八人が死刑に 第二章 大東亜共栄圏はどこにいったか 第三章 軍隊とよばれない軍隊 第四章 地下にもぐった人びと 第五章 日本のなかの異物 第二部 日本がたちなおった 第一章 日本への回帰 第二章 かわりゆく男女関係 第三章 ブーム・ブーム 第三部 世界への流入 第一章 こともたちの戦後史から 第二章 大人たちの戦後史から 解説      * 廃墟の中から [初出:「日本の百年」(全10巻)(筑摩書房)中第02巻「廃墟の中から」1961年10月刊] 序章 無風地帯の記録 第一部 未来像の創造 第一章 マッカーサーが来た 第二章 死をとおして国家の復活を 第三章 人民管理 第四章 日本の予言者たち 第五章 よみがえる共同体 第六章 新しい憲法が生まれた 第二部 占領されるということ 第一章 占領軍の肖像 第二章 実力者のすげかえ 世界の流入 第一章 やみ市をとおって 第二章 引揚者のもってきた世界 解説 年表      * 一九九五年の解説 [初出:「新編原爆詩集 峠三吉」(青木書店)1995年07月の「解説」] 吉永小百合の『第二楽章』 [初出:雑誌「アサヒグラフ」1998年08月28日号] 一九〇五年以後 [初出:現代ジャーナリズム研究会編「いま新聞に言いたい――五十人からのメッセージ」所収 1997年10月] 日本の政治にノーマンをつくる読み手はいるのか [初出:「週刊金曜日」1996年06月18日号] カメラをひいて [初出:雑誌「群像」(講談社)2000年04月号] 著者自身による解説 解題
続 第02巻,御一新の嵐 ブックデータ タイトル:御一新の嵐, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:2001-01-25, ISBN:4-480-74722-2, 大きさ:19cm 458p, 備考: 目次 御一新の嵐 [初出:「日本の百年」(全10巻)(筑摩書房)中第10巻「御一新の嵐」1964年02月刊] 序章 東西南北 第一部 新しい力 第一章 黒船以後 第二章 戊辰戦争 第二部 明治維新 第一章 四民平等 第二章 文明開化 第三部 とりのこされた人びと 第一章 反乱 終章 昔も今も 解説 年表  * 石井研堂と江戸漂流記(対談・山下恒夫) [初出:石井研堂コレクション「江戸漂流記総集」第一巻(日本評論社)1992年04月刊] 講演 万次郎・英語・国際交流 [初出:1999年03月22日講演 を、「万次郎・英語・国際交流 はじめにコミュニケーションあり 日本の学校英語教育の失敗とラボ」(財団法人ラボ国際交流センター/ラボ教育センター九州総局)として 1999年06月刊] 言葉はひろがる [初出:月刊「たくさんのふしぎ」(福音館書店)通巻36号「言葉はひろがる」として収録 1988年03月刊] わたしが外人だったころ [初出:月刊「たくさんのふしぎ」(福音館書店)通巻124号「わたしが外人だったころ」として収録 1995年07月刊] 英語の手本 [初出:雑誌「一冊の本」(朝日新聞社)1998年07月号] 「革命」のとらえ方(鼎談・五十嵐武士、福井憲彦) [初出:「世界の歴史」第21巻(中央公論社)の月報 1998年03月刊] 著者自身による解説 解題
続 第03巻,高野長英・夢野久作 ブックデータ タイトル:高野長英・夢野久作, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:2001-02-25, ISBN:4-480-74723-0, 大きさ:19cm 506p, 備考: 目次 高野長英 [初出:「高野長英」朝日評伝選1(朝日新聞社)1975年09月刊] 一 水沢の人 二 留守家臣団 三 蘭学社中 四 西方の人 五 無人島 六 脱獄 七 同行の士 八 無籍者の死 九 よみがえる長英   高野長英主要著作   年譜   あとがき  * 鞍馬天狗」おぼえがき [初出:小学館文庫「鞍馬天狗」(全5巻)の解説として発表 2000年03月-07月刊]  * 夢野久作―迷宮の住人 [初出:「夢野久作」(リブロポート)シリーズ民間日本学者20として 1989年06月刊]  I はじめに 第一部 夢野久作の世界  II 架空のおいたち  III 国境にえがく夢  IV 生のめまい 第二部 杉山泰道の生涯  V 父・杉山茂丸  VI 杉山泰道のおいたち  VII 放浪と帰宅  VIII 夢野久作の誕生 第三部 作品の活動  IX 意味の増殖と磨滅  あとがき  年譜  * 漫画から受けとる [初出:雑誌「思想の科学」1996年05月号] 自分を探す本(吉野源三郎から『寄生獣』まで) [初出:雑誌「頓智」(筑摩書房)1996年05月号] 自分の内部に辺境があるという前提が方法に(『辺境・近境』) [初出:雑誌「論座」(朝日新聞社)1998年08月号] 著者自身による解説 解題
続 第04巻,柳宗悦・竹内好 ブックデータ タイトル:柳宗悦・竹内好, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:2001-03-25, ISBN:4-480-74724-9, 大きさ:19cm 487p, 備考: 目次 柳宗悦 [初出:「柳宗悦」(平凡社)平凡社選書48 1976年10月刊] 第一章 伝統と接点 第二章 個のめざめ 第三章 友人の眼・家族の眼 第四章 健康という規準 第五章 日常の神秘 第六章 白樺派の文体 第七章 朝鮮にひかれる心 第八章 蒐集とは何か 第九章 雑誌『工芸』 第十章 神と仏 年譜 あとがき  * 学問の位置 [初出:「柳宗悦全集」(筑摩書房)第01巻 1981年08月刊 月報] 重心の移動  [初出:「柳宗悦全集」(筑摩書房)第03巻 1981年09月刊 月報] 失われた転機 [初出:「柳宗悦全集」(筑摩書房)第06巻 1981年01月刊 月報] 時代への視線 [初出:「柳宗悦全集」(筑摩書房)第20巻 1982年09月刊 月報] 民芸の中の民芸と民芸の外の民芸 [初出:「柳宗悦全集」(筑摩書房)第22巻上 1992年04月刊 月報]  * 竹内好――ある方法の伝記―― [初出:「竹内好」(リブロポート)シリーズ民間日本学者40 1995年01月刊] 一 道徳の根拠はどこに 二 長野県臼田町―東京 三 善にはむくいなし 四 となりの国では 五 北京で 六 留学 七 中華民国万歳と大日本帝国万歳 八 中国文学研究会 九 「大東亜戦争と吾等の決意」 十 魯迅の墓 十一 兵士の足どり 十二 回教圏研究所 十三 太宰治への打ちこみ 十四 戦後という状況 十五 抵抗のうけつがれる場所 十六 大東亜戦争記念の碑 十七 思想の姿 あとがき あとがきへの書きたし 略年譜  * エゴのある場所(対談・新島淳良) [初出:雑誌「墳」(編集発行・新島淳良) 1997年02月号]  * 雑談の徳――久野 収 [初出:「久野収集」(岩波書店)第01巻 1998年05月刊 月報] 負けることの意味を考えた哲学者――久野収 [初出:雑誌「週刊金曜日」 1999年02月26日号] 未来につらなる二つの道――丸山真男 [初出:朝日新聞 1996年08月19日] 自分がどこから来たか知っている人――中村きい子 [初出:南日本新聞 1996年06月05日「中村きい子さんを悼む」として]  * ひとり立つもの――金子ふみ子 [初出:金子ふみ子「何が私をこうさせたか」(筑摩叢書286) 1984年02月 の解説として] 何を支えにするか――木下尚江 [初出:雑誌「本のひろば」((財)キリスト教文書センター) 1999年06月号] 日記の荷風 [初出:「荷風全集」(岩波書店)第24巻 1994年01月刊 月報] 架空の共同体 [初出:「志賀直哉全集」(岩波書店)第03巻 1999年02月刊 月報]  * 王者の風格――金達寿 [初出:「追想 金達寿」(青丘文化社) 1998年05月刊収録] 地域の世界主義――堀田善衛 [初出:「地方育ちの世界人――堀田前衛氏を悼む」共同通信配信京都新聞ほか 1998年09月08日] 哲学者としての埴谷雄高 [初出:「ちくま」(筑摩書房)1997年04月号] くずれたところのない人――加田こうじ [初出:雑誌「彷徨月刊」(弘隆社、編集人・田村治芳) 1999年09月号]  * 世紀のオペラ開幕 [初出:朝日新聞 1999年08月18日] エピグラフとエピローグ [初出:「君が代訴訟を進める会会報」1999年08月] 著者自身による解説 解題
続 第05巻,アメノウズメ伝 ブックデータ タイトル:アメノウズメ伝, 著者:鶴見俊輔, つるみしゅんすけ, 出版社:筑摩書房, 刊行年:2001-06, ISBN:4-480-74725-7, 大きさ:19cm 323p+93p(索引), 備考: 目次 アメノウズメ伝――神話からのびてくる道 [初出:「アメノウズメ伝」(平凡社)1991年05月刊] 風穴をあける力 見たての系譜 暗夜のひかり 笑いと政治 メタファーとしての裸体 バーレスクとストリップティーズ 暴力をやわらげる諸形式 日本がハダカになった日 半身の塗りわけ 家庭に入ったアメノウズメ 日本・外国 過去・現在 あとがき  * まなざしの中に哲学がある [初出:「ちくま哲学の森」全八巻(筑摩書房)の第二巻「いのちの書」1989年11月刊の解説 ] 三つの悪 [初出:「ちくま哲学の森」全八巻(筑摩書房)の第三巻「悪の哲学」1990年03月刊の解説 ] 手づくりの定義へのすすめ [初出:「ちくま哲学の森」全八巻(筑摩書房)の別巻「定義集」1990年09月刊の解説 ] 日本にこだわらない日本人 [初出:「ちくま日本文学全集」全六十巻(筑摩書房)の第六巻「坂口安吾」1991年04月刊の解説 ] 主人公は誰か [初出:「ちくま日本文学全集」全六十巻(筑摩書房)の第四十二巻「武田泰淳」1992年10月刊の解説 ] どこにでもいるかもしれない [初出:「ちくま日本文学全集」全六十巻(筑摩書房)の第四十六巻「長谷川四郎」1992年12月刊の解説 ] 一枚のカード [初出:「ちくま日本文学全集」全六十巻(筑摩書房)の第五十八巻「渡辺一夫」1993年07月刊の解説 ] 生命観の諸相 [初出:「新・ちくま哲学の森」全十六巻(筑摩書房)の第六巻「いのちのかたち」1995年02月刊の解説 ] 戦争のかなしみ [初出:「新・ちくま哲学の森」全十六巻(筑摩書房)の第九巻「たたかいの記憶」1995年05月刊の解説 ] 毒人参をのんだソクラテス [初出:「新・ちくま哲学の森」全十六巻(筑摩書房)の第十二巻「大いなる自然」1995年08月刊の解説 ] 心にのこる声 [初出:「新・ちくま哲学の森」全十六巻(筑摩書房)の第六巻「心にのこった話」1996年01月刊の解説 ]  * 日本人になる前 [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「日本人とは何だろうか」1996年01月刊のあとがき ] 記憶 [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「思想とは何だろうか」1996年02月刊のあとがき ] 書かないこと、話さないこと [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「学ぶとは何だろうか」1996年03月刊のあとがき ] 半身のぬりわけ [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「近代とは何だろうか」1996年04月刊のあとがき ] 故郷 [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「文化とは何だろうか」1996年05月刊のあとがき ] 気配の感覚のそだつ場所 [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「家族とは何だろうか」1996年06月刊のあとがき ] 戦争と不可分の戦後 [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「戦争とは何だろうか」1996年07月刊のあとがき ] 背教について [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「民主主義とは何だろうか」1996年08月刊のあとがき ] 転向について [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「社会とは何だろうか」1996年09月刊のあとがき ] 方法 [初出:「鶴見俊輔座談」全十巻(晶文社)のうち「国境とは何だろうか」1996年10月刊のあとがき ]  * 倫理への道 [初出:「現代日本文化論」全十三巻(岩波書店)の第九巻「倫理と道徳」1997年05月刊に収録 ] その他の関係 [初出:「いま家族とは」(岩波書店) 1999年02月刊に収録 ] 出藍のほまれ――高橋幸子「まま父物語」 [初出:「京都TOMORROW」1997年冬号 ]  * 講演 アンソロジカル・カルチュア [初出:第七回九州国際文化会議記念講演を「FUKUOKA UNESCO」(福岡ユネスコ協会発行)第二十九号で掲載 1993年06月]  * 講演 第二芸術論以後 [初出:第二十八回花曜の総会・三百五十号記念集会の講演(1999年07月)を、俳句雑誌「花曜」2000年01月号で掲載]  * 多田道太郎「新選俳句歳時記」にふれて [初出:「俳句現代」(角川春樹事務所)1999年06月号]  * 随筆の魅力・魅力の随筆(対談・ドナルド・キーン) [初出:「週刊読書人」 1999年11月19日号]  * イシが伝えてくれたこと [初出:1994年6月8日談に加筆、「頓智」(筑摩書房)1996年05月号に発表]  * この時 [初出:「人形通信」(発行者・八木康敞)] 著者自身による解説 解題 索引
   

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